いろは松を赤い法被姿でこも巻き 彦根城

立冬の8日、滋賀県の国宝・彦根城で、秋の風物詩「こも巻き」が実施された。表門に通じる並木「いろは松」、天守前広場、名勝・玄宮楽々園などでは、冬支度をする城の姿を観光客らが珍しそうに眺めていた。
こも巻きは、毛虫などが寒くなると温かいところに移動する習性を利用し、冬季に幹に巻いた温かなワラの中に虫を誘い込み、越冬させた後、春先にワラごと焼却する害虫駆除策。
この日は朝から、彦根城管理事務所の職員14人が赤い法被姿で樹齢約300年の老木など33本が並ぶ「いろは松」で作業。中には幹周りが2・5メートルもある大木もあり、職員たちは数人がかりで、幅60~90センチ、長さ60~320センチのこもを取り付けた。
「こも」は、啓蟄(けいちつ)の日(来年は3月5日)ころに外す予定という。【西村浩一】