毎年春に校門前で新入生歓迎のすき焼きを囲むのが伝統になっている奈良県大和高田市立高田商業高の生徒らが、地元特産の野菜などを使ったオリジナルのレトルトすき焼きを開発した。材料の選別や味付け、生徒手帳を模したパッケージなども生徒らが試行錯誤して完成させた。初回1500個を製造し、9~10日に県産業会館(同市幸町)である「やまとたかだ産業フェア」などで販売する。
同校では、上級生が作ったすき焼きを新入生と一緒に囲む屋外パーティーが1960年から毎年続く伝統行事となっている。
レトルト化は生徒らを中心に活動しているまちづくりサークル「まち部。」が企画・販売。地元農家や地元スーパー「ヤオヒコ」(王寺町)などと協力し、4月から開発を続けてきた。市内特産野菜の「大和まな」と「一光ネギ」を使い、伝統の味とされる高校生好みの濃い味付けと量の多さが特徴だ。
営業担当として販売ルート開拓を担う3年、森本太我さん(17)は「入学当時に食べた時、味が濃くて量もすごく多かったのが印象的だった。レトルトもご飯が何杯も進むあの味を再現したつもり。高田の味として広めていきたい」と意気込む。
イベントやヤオヒコでの店頭販売と合わせ、インターネットでも販売する。1個250グラムで500円(税抜き)。【稲生陽】