高校無償化対象外の朝鮮学校で授業公開 民族教育に理解求める

高校無償化の対象から外れている大阪朝鮮高級学校(東大阪市菱江、生徒数229人)で、民族教育への理解を深めてもらおうと、授業の一般公開があった。市民ら約160人が参加した。
朝鮮学校の高校無償化適用を求める訴訟では8月、同校の敗訴が最高裁で確定。朝鮮学校の実像を知ってもらおうと開催された。
参加者は、英語や数学、社会などの科目で、朝鮮語で進められる様子を見学した。教科書の展示もあり、「日本の教科書と内容的に変わらない」などの声が上がった。
授業の後には、在校生と教員、保護者のリレートークがあり、同校3年の金紗希(キムサフィ)さんが「私はウリハッキョ(私たちの学校)が大好きです。難しい状況にあるけど、もっと多くの人に学校のことを知ってほしい」と訴えた。
尹誠進(ユンソンジン)校長は「反日教育などとも言われるが、朝鮮学校の教育がどうなのか、実際に見て判断してほしい」と話した。
参加した東大阪市の教員、塩崎考江さん(53)は「特異な授業とは思えなかった。他の日本人の子どもたちが通う学校と同じように、補助金が支給されるべきだと思う」と感想を述べた。【柴山雄太】