高松港(高松市)と宇野港(岡山県玉野市)を結ぶ「宇高航路」のフェリーの運航休止を巡り、玉野市が報道各社に出した黒田晋市長のコメントの内容や書式が、岡山県知事が発表したものと酷似していた。文書を作成した同市総務課は12日、毎日新聞の取材に対し、「参考にしたことは間違いないが、全く同じではない。誤解を招いて申し訳ない」と陳謝した。
同課によると、11日朝に「四国急行フェリー」(高松市)が国土交通省四国運輸局に12月16日からフェリーの運航を休止する届け出を提出したことを受け、昼ごろに岡山県が伊原木隆太知事のコメントを発表。玉野市ではコメントを発表する予定はなかったが、県の対応を見て黒田市長が「出したらどうか」と同課に文書の作成を指示したという。
作業に当たった同課は、県から電子メールで送られた知事コメントをそのままコピー・アンド・ペースト(コピペ)して書式は変えず、修整・加筆したという。その後、黒田市長の確認を経て、報道各社に送られた。
同市総務課の晋文一課長は「(2015年から)県とともに(四国急行フェリーに)財政支援をしてきたので、ある程度似ていなくてはいけないと思った」と説明し、「急いで作ったため、誤解させることになった。内容としては独自の部分もあるためコピペというわけではない」としている。【益川量平】