埼玉県皆野町の親鼻橋から長瀞町の高砂橋までの荒川の約6キロを和船で下る「長瀞ライン下り」は、台風19号襲来前の10月11日から運休していたが、8日に約1カ月ぶりに運航再開にこぎつけた。
運航会社によると、台風19号で親鼻橋の乗船場と船だまりが流され、中継地点の長瀞町の岩畳も完全に水没して流木や土砂などに埋まり、高砂橋への道路も断たれた。10月下旬の台風21号による大雨も追い打ちをかけ、再開が遅れていた。
船頭の黒沢光紀さん(55)は「台風19号の増水は経験したことのないものだった。川に大きな石が流れ込み、流れも変わった。遠足シーズンをまるまる失ったので、これから紅葉シーズンで少しでも取り返したい」と語った。【松山彦蔵】