出雲そばに合うビール「そばいつぇん」発売 ラベルに小泉八雲

出雲そばに合うビール「そばいつぇん」が発売された。和食、洋食、酒の専門家らが450通りの試作を経て完成させたそばの香りがするバイツェンで、製造した島根ビール(松江市黒田町)の矢野学社長は「出雲そばの繊細さに合う」と自負する。
地元の特産品に合うビールを造ろうと、異業種から成るプロジェクトチームが1年かけて開発。合わせる食材はシジミやノドグロ、「しまね和牛」なども検討し、そばに決めてからも、そば茶の割合の0・2%の差に最後までこだわったという。
バイツェンは小麦麦芽を50%以上使った苦みの弱いビールで、バナナのような香りが特徴。そばいつぇんは発酵中にそば茶をつけ込んで造る。好みで調整できるよう、袋入りのそば茶パウダーも添えて販売する。ラベルには松江ゆかりの文豪、小泉八雲のひ孫、小泉凡さんが書いた題字と凡さんの息子の想(そう)さんが書いた八雲のイラストをあしらう。
先月30日には開発に携わった松江市殿町の蓬莱吉日庵でお披露目会があった。参加者は割子そばやガレットなど多彩なそば料理とともに新作ビールを味わい「ビールと料理のコラボというのは面白い。すてきだと思う」と満足げだった。
主に地元のそば店や東京都内の島根料理店などに売り込む。松江市殿町の県物産観光館やJR松江駅隣接の土産物店などでも販売。350ミリリットル缶で税込み649円。【榊原愛実】