四国フェリー宇高航路打ち切りへ 「企業努力では困難」社長会見

高松市と岡山県玉野市を結ぶ宇高航路を運航する四国急行フェリーの堀川満弘社長(65)が11日、記者会見し、同航路を12月16日から休止すると発表した。これまで財政支援を続けてきた香川県や市の担当者らも、対応に追われている。【山口桂子、金志尚、潟見雄大】
記者会見で、堀川社長は「利用者には深くおわびするしかないが、企業努力だけではどうしようもないと判断した」と理由を述べた。一方、「再開できる力はある」として、施設や船などは維持し「第三セクターでの運航などを国や行政に提案していく」と話した。
四国急行フェリーには香川、岡山両県と高松市、岡山県玉野市が2015年度から年3000万円(17年度からは1500万円)を上限に財政支援をしてきた。今後について、香川県交通政策課の担当者は「重要な航路なので、無くなると地域への影響が大きい。県としては継続をお願いしたい」と話す。
今月15日に2県2市や四国運輸局などによる協議会が高松市内で開かれ、同社が説明する予定。その上で県などは財政支援のあり方も含めて検討するという。
浜田恵造知事は「休止届の提出は残念で、重く受け止めている」とコメント。大西秀人市長は「非常に残念だが、経営上の判断なので致し方ない。今後は事業者の意見を聞きながら、関係者と十分協議して対応していきたい」と話した。