撤去されることが決まった北九州市小倉北区にある特定危険指定暴力団「工藤会」の本部事務所で、15日に始まる建物の解体工事に備え、荷物の搬出作業が13日始まった。
午前8時半ごろ、工藤会関係者が本部事務所の門を開け、福岡県警の警察官約10人とともに敷地に入った。その後、搬出業者のトラックが到着。警察官が立ち会う中、業者と工藤会関係者約10人が建物の入り口付近に敷いたブルーシートなどにソファや絵画、つぼなどを並べ、トラックで次々と運び出した。搬出作業は数日間かかる見込み。工藤会関係者は報道陣の取材に「事務所が無くなってほしいことが市民の総意だ。荷物は全て捨てる」と述べた。
一方、北橋健治市長は同日の定例記者会見で、事務所跡地の売買契約が成立したことについて「事務所撤去が目に見える形で動き出す。建物の解体から被害者賠償まで契約内容が着実に実施されるよう、県警や県暴力追放運動推進センターと連携してしっかり取り組みたい」と述べた。