中2女子自殺、いじめ再調査申し立て 遺族「市教委の報告書は不十分」

東京都八王子市立中学2年の永石陽菜(ひな)さん(当時13歳)が自殺した問題で、遺族側は、いじめと自殺に直接的な関連性がないとした市教育委員会の第三者委員会報告書を不服として、市に再調査を申し立てた。申立書は7日付。
永石さんは2017年夏、部活動の上級生と会員制交流サイト(SNS)で口論後に不登校になり、昨年春の転校後も続いた。昨年8月自殺を図り、9月に死亡した。市教委が今年8月に公表した報告書は、上級生からのSNS上の非難をいじめと認める一方、不登校の長期化などさまざまな要因が影響しているとして、いじめと自殺の直接の関係を認めなかった。
遺族側の代理人弁護士は申立書で「これ(直接の関連性)以外の基準でいじめと自殺との関係についての判断を一切しなかったと言わざるを得ず、判断は明らかに不十分」と指摘。自殺の最大の客観的原因は不登校になったこととその長期化なのに、不登校のきっかけとなったいじめや、その後の学校の不適切な対応について自殺との関係を検討し判断しておらず「調査は不十分で不当」と訴えた。
石森孝志市長は「内容を確認して誠実に対応する」とコメントした。【野倉恵】