天皇、皇后両陛下は即位儀式終了の報告のため21~23日に伊勢神宮(三重県伊勢市)を訪れる。両陛下を迎える近鉄宇治山田駅前では20日早朝、市道を白く染める大量のカラスのふんを取り除く作業が急ピッチで行われた。
市によると、秋から冬にかけて特にひどくなり、ここ10年以上続く難題。観光客も多い「市の玄関口」とあって、中部電力に要望してカラスが止まりにくい突起のあるカバーを電線に付けたり、ねぐらになりそうな近くの神社の木を枝切りしたりしてきた。自治会の協力で夜に点滅光を当てて追い払う活動もしたが、「一時的に飛び去っても、また戻ってきてしまう」(自治会関係者)と断念。抜本策は見つからず、見回りをした上、訪問間際の21日朝も改めて清掃する予定という。
一方、国の登録有形文化財の同駅駅舎では外壁の洗浄などの工事を終え、お迎えの準備が整った。1994年3月に上皇陛下が天皇として式年遷宮後の伊勢神宮を参拝した前年に行われて以来、26年ぶりの改装。昭和レトロの味わいあるコンコースのシャンデリアは、発光ダイオード(LED)仕様になった。駅舎は31年に完成し、天皇陛下や首相らが使う貴賓室もある。【小沢由紀、尾崎稔裕】