IT講師刺殺の男に懲役18年 現場下見など悪質で計画的

福岡市中央区で昨年6月、IT関連セミナー講師で人気ブロガーの岡本顕一郎さん=当時(41)=が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職松本英光被告(43)の裁判員裁判の判決が20日、福岡地裁であり、岡崎忠之裁判長は懲役18年(求刑同20年)を言い渡した。
岡崎裁判長は、松本被告が事件前、インターネット上の書き込みをめぐって岡本さんらから一方的に攻撃を受けたと思い込み、強い殺意を抱いたと指摘。岡本さんが福岡に訪れる機会を狙い、現場を下見するなど悪質で計画性もあったとした。
一方、弁護側が、松本被告の抱える「自閉スペクトラム症」の影響で責任能力が低下していたと主張した点については、「影響は否定できないが、善悪の判断能力が著しく低下していたとは言えない」として退けた。