2019年11月20日の13:44に佐賀県北部でM2.9・震度1の地震が発生した。佐賀県北部は地震が非常に少ない震源であるが、2005年04月の際に起きた地震では前月にM7.0の福岡県西方沖地震が発生していた他、佐賀県北部から3日後には福岡県北西沖における最大余震となるM5.8・震度5強が起きており、05月には大隅半島東方沖でM5.8・震度4の地震も観測されていた。
2019年11月20日13:44 M2.9 震度1 佐賀県北部(深さ約20km)
佐賀県北部ではこれまで、2005年04月17日にM2.7・震度1が観測されていた程度であることから、非常に地震が少ない場所で今回珍しい地震が発生した形。
南東側にはM7.5程度の地震が30年以内に「不明」の確率で予測されている佐賀平野北縁断層帯が伸びているが今回の震源からは離れており、付近でこれまでに顕著な地震が起きた履歴も確認されていない。
佐賀県には佐賀県北部の他、佐賀県南部という震央も存在しているが、こちらでは2019年08月にM3.1・震度2の地震が1年ぶりに起きてはいたものの1922年以降の有感地震数はわずかに21回であり、佐賀県ではいずれにしろ地震発生は稀だと言える。
佐賀県北部で2005年04月17日に地震が記録された際には、その約1ヶ月前、2005年03月20日にM7.0・震度6弱の福岡県西方沖地震が起きていたことから、この時の地震は余震としての意味合いを持っていた可能性は否定できない。
そして、佐賀県北部における2005年04月17日の3日後には、福岡県北西沖での最大余震となるM5.8・震度5強が発生していた。
また南海トラフ関連ではその後、2005年05月29日に遠州灘でM5.0・震度1、翌日の30日に八丈島東方沖でM5.4・震度2、更に翌31日には大隅半島東方沖でM5.8・震度4と地震が続いていた。
2005年04月の佐賀県北部M2.7の震源は今回より南側にずれた位置で起きており深さも8kmと浅かったが、今回の地震がどのような展開をもたらすのか注目される。
※画像は気象庁より。