競技かるたにゆかりのある大津市、福井県あわら市、東京都文京区の3カ所で来年5月、かるたのイベント「かるたフェスティバル」が開かれる。来年の東京五輪・パラリンピックに合わせ、日本文化の魅力発信などをテーマにした文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」の共催プログラムの一環。「五輪イヤー」の初夏に、畳の上での熱い戦いが繰り広げられる。【諸隈美紗稀】
大津市には、小倉百人一首の巻頭歌を詠んだ天智天皇を祭り、名人位・クイーン位決定戦や「かるたの甲子園」と称される全国高校小倉百人一首かるた選手権大会の会場となっている近江神宮がある。あわら市は競技かるたの強豪選手を多く輩出しており、競技かるたを題材にした人気漫画「ちはやふる」で主要人物が住む街として描かれている。文京区には、全日本かるた協会の本部がある。
かるたフェスティバルは来年5月23~31日に開催。大津市では、2018年から毎年開かれている国別対抗団体戦「おおつ光ルくん杯競技かるた世界大会」の第3回大会が23日に開かれる。3人1組の団体戦で争われ、出場する国と地域は過去最多となる見通しだ。
あわら市では24日、海外の選手による個人戦の大会があり、海外の選手と地元の選手との練習会も開かれる。文京区では30、31の両日、国内と海外の選手がチームを組んで競い合う国際交流団体戦や、男性選手で日本一の「名人」と女性選手の頂点となる「クイーン」が対戦するドリームマッチも開催。全日本かるた協会によると、15の国と地域から約60人が参加予定という。
今月10日には、大津市神宮町の近江神宮で開催3自治体や同協会などによる記者会見があり、あわら市の佐々木康男市長は「福井で感じた日本の原風景や文化を広く発信してもらいたい」と語った。