9歳の息子に暴行を加えてけがを負わせた疑いで逮捕された男が、ゴルフクラブで殴っていた可能性のあることがわかった。静岡県警沼津署は、息子への暴行の経緯や内容について調べを進めている。
沼津署は13日、11月上旬に沼津市内で息子の尻などに全治1週間の打撲を負わせたとして、中国籍の沼津市高島町、飲食店店長の男(43)を傷害容疑で逮捕していた。捜査関係者などによると、男は息子に暴力を加える際、ゴルフクラブの柄の部分を使って殴るなどしていたとみられるという。
今月11日午後、息子の通う小学校で体に暴行の痕跡が見つかり、学校側が東部児童相談所に通報した。児相は体の状況を確認したうえで、「重傷ではないが、状況から保護が必要」と虐待の恐れがあると判断し、息子を保護した。
児相は翌12日午前に、警察にこの事案を通報しており、「暴行がエスカレートする前に対処できたと考えている」としている。