山梨県道志村の「椿荘オートキャンプ場」で千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)が行方不明になってから21日で2カ月となった。母とも子さん(36)は同日、キャンプ場で約40日ぶりに美咲さんを捜索した。とも子さんは「2カ月がたち、美咲がいない苦しみが積み重なっている」と心境を語った。【金子昇太】
先月の台風19号でキャンプ場やその周辺は林道の陥没や倒木、落石などの被害を受け、とも子さんはボランティアと一緒に続けていた捜索を打ち切らざるを得なかった。
しかし、「まだ捜し切れていない」との思いが募り、今月17日にキャンプ場を下見し、この日の捜索を決めた。午前10時過ぎに開始した捜索にはボランティア4人も参加。とも子さんが最後に美咲さんを目撃した広場や、行方不明当日に美咲さんや他の子供たちが遊んでいた沢や林の中を改めて捜した。
とも子さんは報道陣の取材に「当時は暑くて半袖で遊ぶ子供もいたが、今はジャケットを着ても寒く2カ月が経過したと感じる。ここに来ると思い出すことがたくさんある。あの時私が付いていけばという後悔も大きくなる」と話した。
美咲さんは9月21日、とも子さんや姉、知人ら計7家族27人でキャンプ場を訪れた。午後3時40分ごろ、近くの沢に先に遊びに行った子供たちを1人で追い掛けた後、行方が分からなくなった。
一方、とも子さんは毎日新聞の取材に、行方不明当日の状況を明らかにした。午後1時から昼食を食べた後、子供たちはテントを張っていた広場の裏の林や近くの沢、林道と場所を移しながら遊んだという。午後3時半過ぎにおやつを食べ終えた他の子供たちが遊んでいた沢は、昼食後に遊んだ沢とは別の場所だった。
とも子さんは、昼食後に子供たちが遊んだ沢を指さし「(美咲さんにとって)遊んでいた場所はここしかないから、美咲はここを目標に来たと思う。結果的にはここに(他の子供たちは)いなかったから探し回ったんだと思う」と語った。