三重県伊勢市を訪問している天皇、皇后両陛下は22日午前、伊勢神宮の外宮(げくう)(豊受大神宮(とようけだいじんぐう))で、即位の礼や大嘗祭(だいじょうさい)を終えたことを報告する儀式「神宮に親謁(しんえつ)の儀」に臨まれた。
陛下は天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を身に着け、外宮内の施設から正宮前までの約290メートルを儀装(ぎそう)馬車で移動。降りた後は、皇位の証しとされる三種の神器のうち剣と璽(じ)(まが玉)を持った侍従らを伴い正殿前に進み、玉串をささげて拝礼した。続いて、側頭部のびんを大きく膨らませたおすべらかしの髪に十二単(ひとえ)を着た皇后雅子さまも参拝。正宮前までは車で移動した。
陛下の馬車は、平成への代替わりに伴う神宮に親謁の儀(1990年11月)の際に上皇さまが乗ったもので、29年ぶりに使われた。
外宮は皇室が祖とする天照大神(あまてらすおおみかみ)に供える食事をつかさどる豊受大神(とようけのおおみかみ)が祭られている。両陛下は23日午前に天照大神が祭られている内宮(ないくう)(皇大神宮(こうたいじんぐう))を参拝し、同日夕に帰京する。【和田武士】