横浜市神奈川区の京急線踏切で8両編成の快特列車がトラックと衝突、脱線した事故で、京浜急行電鉄は7日午後1時すぎ、運休が続いていた京急川崎―横浜駅間の上下線で運転を再開した。脱線した3両を含む車両を現場から搬出し、2日ぶりに全線での運行が再開された。
京急電鉄によると、現場の踏切付近は当面、快特も含めスピードを落として走行する。事故後の区間運休で、延べ約63万人が影響を受けたという。
事故は5日午前11時40分ごろ発生。踏切内で立ち往生していたトラックに快特列車が衝突した。トラックの男性運転手(67)が死亡、乗客や運転士ら計35人が負傷した。
同社は夜通しで復旧作業を進め、7日未明までに、クレーンなどを使い傾いた先頭車両を含む事故車両の搬出を完了。その後、試運転で安全を確認した。
[時事通信社]