福岡県警福岡空港署は25日、ラップにくるんだ液体大麻を体内にのみ込んで米国から密輸したとして、熊本市東区沼山津、RKK熊本放送アルバイト、本村栄基(ひでき)容疑者(35)を大麻取締法違反(営利目的密輸)の疑いで6日に逮捕したと発表した。容疑を認めている。
体内に取り込む手口での液体大麻の輸入摘発は全国で初めて。液体大麻は電子たばこを使って吸うことができるため、近年、日本国内でも若者らの間で浸透しつつあり、警察などは水際での警戒を強めている。
逮捕容疑は11月1日、米国から韓国経由で液体大麻を体内に隠した状態で国内に持ち込んで密輸したとしている。同署によると、米国内では液体大麻を合法的に購入できる場所があり、本村容疑者も米国で液体大麻を購入したとみられる。その後、約1センチに切ったストローの中に液体大麻を詰め、ラップでくるんで小分けにしたものを70個のみ込んで密輸した。
福岡空港の税関職員が挙動不審な本村容疑者に気付き、医療機関で体内を調べたところ、密輸が発覚した。密輸大麻の総量は数十グラムとみられ、営利目的での密輸とみている。また、門司税関福岡空港税関支署は25日付で、本村容疑者を関税法違反容疑で福岡地検に告発した。
RKKによると、本村容疑者は昨年8月から報道部でカメラマンのアシスタントとして働いていた。RKKは「麻薬、覚醒剤等の所持、使用が大きな社会問題となる中、報道に携わる従業員がこのような事件を引き起こしたことが事実とすれば、誠に申し訳ありません。二度とこのような不祥事を起こさないよう、従業員の再教育を徹底してまいります」とのコメントを発表した。【浅野孝仁】