安倍首相は25日午前、来日中の中国の
王毅
( ワンイー ) 国務委員兼外相と首相官邸で会談し、来春に予定する
習近平
( シージンピン ) 国家主席の国賓来日の成功に向けた協力を確認した。首相は、緊迫が続く香港情勢を取り上げ、「自由で開かれた香港」の維持を求めた。
首相は会談冒頭、「習近平国家主席の国賓来日が日中新時代にふさわしい有意義な訪問となるように、日中両国で協力を進めていきたい」と述べた。
王氏は「中日関係は
紆余
( うよ ) 曲折を経て、今のような改善と発展の局面になったが、我々はこれを大切にしなければならない」と応じた。
会談について、菅官房長官は記者会見で、首相が、一国二制度のもと、自由で開かれた香港が繁栄していく重要性を王氏に指摘したことを明らかにした。政府は、「現状を見ると、そうした状況ではない」(菅氏の19日の記者会見)と懸念を強めている。王氏からは、中国の立場について説明があったという。
一方、菅氏は記者会見で、香港の区議会選挙について、「政府としてコメントは差し控えたい」としたうえで、「香港は我が国にとって緊密な経済関係及び人的交流を有する極めて重要なパートナーだ。引き続き、高い関心をもって情勢を注視していきたい」と述べた。