札幌交響楽団のコンサートマスターで国指定の難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の可能性が高いと診断され、今月末での退団を公表した大平まゆみさんが24日、札幌市厚別区のもみじ台管理センターで病気を公表後初めてのコンサートに出演した。同区内に住むALS患者も駆けつけ、集まった市民約300人が優美な音色に聴き入った。
大平さんは演奏しながら客席を通って登場した。「オー・シャンゼリゼ」「ミッキーマウス・マーチ」など親しみのある曲を約1時間にわたり披露。アンコールで「見上げてごらん夜の星を」を奏でると、観客らも一緒に口ずさんだ。
コンサートは厚別区の地域のイベント内で開催。大平さんはコンサート終了後、ALS患者の女性と対面。女性は報道で大平さんの病気を知り、駆けつけたという。大平さんは「コンサートはとても楽しかったの一言。ALS患者の方とお会いし、一緒に頑張りましょうと話した。私も励まされた」と胸の内を明かした。【今井美津子】