大阪女児誘拐 容疑者は「せつじろう」 ハンドルネームでやりとり

大阪市住吉区の市立小6年の女児(12)が連れ去られた事件で、栃木県小山(おやま)市の自称派遣社員、伊藤仁士(ひとし)容疑者(35)=未成年者誘拐容疑で逮捕=が、短文投稿サイト「ツイッター」で「せつじろう」と名乗り、女児とやりとりしていたことが、捜査関係者への取材で判明した。インターネット上のハンドルネームとみられ、女児と出会った後も住所や本名などを教えずに自宅まで連れ去ったという。
伊藤容疑者は今月17日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った女児と住吉区の公園で待ち合わせ、小山市の自宅まで連れ去って監禁した疑いが持たれている。スマートフォンや靴を取り上げ、逃げられないようにしていた。
捜査関係者によると、伊藤容疑者は10日ごろ、ツイッターで女児の書き込みを見つけ、利用者同士が非公開で会話できる「ダイレクトメッセージ」を使って「こんにちは」などと送信。女児の住所や年齢などを尋ね、「うちに来ない?」などと誘い出していた。
伊藤容疑者は17日に女児と出会った後も、本名や年齢を明かさず、住所は「東京の方」とだけ伝えていた。女児も伊藤容疑者を「せつじろうさん」と呼んでいたという。身元を隠す目的だった疑いがあり、大阪府警は詳しい経緯を調べている。【安元久美子、伊藤遥、土田暁彦】