消滅危惧の「白竜湖」 山形・南陽市がクラウドファンディングで対策費用募る

今世紀中にも消滅の可能性があるとされる白竜湖(山形県南陽市)に関し、同市は26日、湖面に繁殖する植物のヒシを除去するための募金を始めた。クラウドファンディングで募り、300万円を目標に来年2月末まで続ける。同8月ごろに除去作業を行う予定で、除去したヒシは堆肥(たいひ)にして果樹園や畑でリサイクル活用する計画。
白竜湖は赤湯温泉の北東約800メートルにあり、県天然記念物に指定されている。2018年に実施された学術調査の結果、最大水深が約1メートルと分かり、学術報告書に「このままでは、今世紀中に消滅する可能性がある」と記された。土砂やヒシが堆積(たいせき)して、1年で約1センチの早さで浅くなっているという。
白岩孝夫市長は「多くの方々と協力して置賜平野の心の原風景を残していきたい」と話している。【佐藤良一】