きのうマリアナ諸島近海で発生した台風28号は、週末にかけて中心気圧925ヘクトパスカルまで下がり、急速に成長する見通しだ。一方、28号の背後には新たな熱帯低気圧が後を追うようについてきている。
気象庁によると27日午前9時現在の台風28号の中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートルで、強風域を伴いながらマリアナ諸島近海を時速30キロで西へ向かっている。
台風は今後、速度を落としながら急速に発達して、あす(28日)朝にはフィリピンの東方沖に到達。あさって(29日)には強い勢力に、30日には非常に強い台風に成長する見通しだ。
月が変わって来週1日から2日にかけては中心気圧が925ヘクトパスカルまで低下する見込みで、フィリピンの東側は暴風域に巻き込まれるおそれがあるという。
一方、台風28号の後を追うように、東側にはもうひとつの熱帯低気圧(TD=Tropical Depression)が発生中だ。気象庁によると、この熱帯低気圧は今夜には台風28号に接近し、やがて28号と合体する可能性が考えられる。
複数の熱帯低気圧が接近すると、勢力が弱いほうが大きいほうに取り込まれる場合があるが、この現象は戦前に中央気象台(現・気象庁)の藤原咲平所長が提唱した「藤原の効果」と呼ばれるものだ。