秋田県大館市の児童らが託したヒマワリの種 トンガの児童らが開花を心待ちに

秋田県大館市立釈迦内小(大丸ふさ子校長、241人)の児童たちが今秋、来校した在トンガ日本大使館員に託したヒマワリの種約5000粒がトンガ国内の10の小学校に配布され、現地で栽培が始まった。首都・ヌクアロファにある政府庁舎の中庭にも植栽されたといい、順調に育てば2020年1~2月に開花する見通しだ。釈迦内小の児童たちもヒマワリを育てるマニュアルをメールで現地に送って栽培をバックアップするなど、ヒマワリの開花を心待ちにしている。
ヒマワリの種が贈られたのは9月。同大使館専門調査員で秋田市出身の斎藤昇さん(33)が小・中学校時代同級生だった安田愛教諭(33)が勤務する釈迦内小を講演に訪れた際、児童らが今夏、採種したヒマワリの種を託した。
同大使館によると、10月中に本島東部のベイトンゴ、アテレ、本島西部のハアラロの3小学校のヒマワリ畑に約1200粒ずつ、この3小学校を含む10小学校の花壇向けに約100粒ずつが配布され、成長が早いものは1メートル近くになっているという。
また、今月13日には、同大使館の石井哲也大使が同国のポヒヴァ・トゥイオネトア新首相を表敬訪問した際に、このヒマワリの種50粒が渡され、この種は政府合同庁舎の中庭に植栽されたという。
トンガは、南太平洋上に点在する170余りの島々からなる人口約10万人の王国。これまでヒマワリは栽培されていなかったといい、同小の大丸校長は「児童たちは草取りや、外敵からヒマワリを守るかかしの作り方などもメールで助言し、異国の地に咲くヒマワリを楽しみにしている」と話している。