病院職員暴行死、地裁差し戻し審判決を支持…被告2人に懲役10年

名古屋市中区錦で2013年11月、病院職員太田雅人さん(当時39歳)が暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死罪に問われたいずれも元飲食店従業員の山本竜蔵(27)、上坂俊介(26)両被告の差し戻し控訴審の判決が29日、名古屋高裁であった。堀内満裁判長はそれぞれ懲役10年とした名古屋地裁の差し戻し審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
差し戻し審判決によると、両被告は店の支払いを巡るトラブルから飲食店の客だった太田さんに暴行し、その後、上坂被告の知人の男(26)(傷害致死罪で懲役10年が確定)も頭を蹴るなどし、太田さんを死亡させた。
事件を巡っては、致命傷を負わせた人物が不明で、1審・名古屋地裁の裁判員裁判は14年9月、山本、上坂両被告の暴行が死因になったとは言い切れないなどとして両被告に傷害罪を適用し、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年とした。
その後の控訴審で、名古屋高裁は両被告と男の暴行が同じ機会に行われたとみるべきだとの判断を示し、審理を名古屋地裁に差し戻した。差し戻し審では傷害致死罪が適用された。