「大麻はタバコより害がない」のウソ――「沢尻エリカ大麻問題」5大タブー #1 から続く
11月16日、警視庁は女優の沢尻エリカ容疑者(33)を合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取り締まり法違反の容疑で緊急逮捕した。「週刊文春」では、2012年に沢尻エリカの大麻使用について詳しく報じている。当時の記事(2012年6月7日号)を再編集のうえ、公開する。
※記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです。
「週刊文春」2012年5月31日号 で報じた昨年末の沢尻の「スペイン旅行」。そこに同行していた謎の“新恋人”の正体を、「週刊文春」はようやく突き止めた。
気になる新恋人の正体は、横浜を中心に活動するレゲエファッションブランドのアートディレクターを務めるA氏 (※2019年11月26日に沢尻と合成麻薬MDMAを共同して所持していた疑いで逮捕された横川直樹容疑者)。俳懐の窪塚洋介や浅野忠信とも親交があり、今年の4月には上海で行われた展示会に参加するなど、世界的に活躍するデザイナーでもある。
スペインで2人と一緒に過ごしたというスペイン人の男性が語る。
「年末に、エリカとAの泊まっているホテルに遊びに行くと、エリカは若返ったのかと思うくらいイキイキしていて、『じゃーん、これ、私の彼氏!』って感じでAのことを紹介してくれたんだよ。彼はパッと見た感じ、ヒップホップのミュージシャンみたいな雰囲気で、エリカと同い年くらい。音楽やアートの話で盛り上がったな。エリカに対しては、すごく気を遣ってエスコートしていたね」
2人はとても愛し合っている雰囲気だったという。
「ダンスしながら抱き合ったりキスしたり……。あまりにラブラブで、年越しのカウントダウンの前に気を遣って、2人きりにしてあげたくらい」(同前)
当時、撮られた写真では、煙草のようなものを吸っているが……。
「僕らはマリファナを吸っていたけど、エリカとAが吸っていたかどうかは言えない(笑)。エリカが大麻を吸っている写真もあるけど、見せられないよ。僕らは良い関係で、それを損ないたくないんだ」(同前)
A氏が所属するアパレル会社は、この写真がA氏本人だと認めた上で、
「プライベートの話は全然、聞いていないんですよ。スペインに行っていたかどうかもわからない」と回答。
A氏本人に話を聞こうと連絡先を伝えてもらったが、期日までに本人からの連絡はなかった。
沢尻を支えた“恩人”もエリカにガッカリ「やっぱり周りがね…」――「沢尻エリカ薬物問題」5大タブー #5 へ続く
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2012年6月7日号)