首里城再建で政府、沖縄総合事務局に検討委設置へ

政府は2日、今年10月の火災で正殿など主要施設が焼失した首里城(那覇市)の復元に向けた第2回関係閣僚会議を首相官邸で開き、内閣府の出先機関・沖縄総合事務局に復元技法を検討する委員会を設置する方針を決めた。検討委には、1992年の正殿などの復元に携わった沖縄県の有識者や国土交通省など関係省庁の担当者らが参加し、復元事業について技術的な検討を進める。
関係閣僚会議では、議長を務める菅義偉官房長官が「前回の復元時の考え方に沿って、しっかり再建するのが重要だ。復元に向けた基本方針を速やかにとりまとめたい」と述べた。会議に出席した沖縄県の玉城デニー知事は終了後、「国と県が緊密に連携し、全力で復旧復興に取り組んでいくと確認できた」と記者団に述べた。
首里城は1879年まで続いた琉球王国の政治や文化の中心地。45年に太平洋戦争の沖縄戦で焼失したが、沖縄本土復帰20周年の92年以降に正殿など主要部分が再建された。【秋山信一】