大阪の飲食店女性殺人 21歳被告に求刑20年 神戸地裁

昨年8月、大阪市淀川区の飲食店員の女性(当時20歳)を殺害し、遺体を兵庫県加古川市の権現ダムに捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた住所不定、スカウト業、森翔馬被告(21)の裁判員裁判が2日、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)であり、検察側は「強固な殺意に基づく犯行」として懲役20年を求刑。弁護側は「殺意はなく、傷害致死罪にとどまる」として懲役6年を求めた。判決は11日。
被害者参加制度で遺族側の代理人弁護士が「被告は真実を語っていない」などと意見を述べ、懲役30年が妥当だと主張。森被告は「本当に申し訳ありませんでした」と遺族に謝罪した。
起訴状などによると、森被告は昨年8月9日、大阪市西区にあった自宅マンションで女性の首を絞めるなどして窒息死させ、知人で同県加古川市の無職、稲岡和彦被告(43)=死体遺棄罪で有罪判決、控訴中=と共謀し、衣装ケースに入れた遺体をダム湖に捨てたとされる。
公判では殺意の有無が争点となり、検察側は遺体の状態などから殺意があったと主張。弁護側は「女性に頼まれて首を絞めた。死ぬとは思わなかった」と主張している。【望月靖祥】