台風15号 羽田空港で駐車場の足場が崩落

台風15号の強い風による影響で羽田空港の駐車場の工事用の足場が大規模に崩れるなど被害が出ています。

羽田空港会社によりますと、9日午前3時すぎ、空港内の立体駐車場の工事用の足場が6階部分から外側にめくれるようにして崩れました。けがをした人はいないということです。羽田では、午前3時27分に43.2メートルの瞬間最大風速を観測していました。台風15号により、神奈川県では80代の男性が避難する途中に転倒してけがをしたほか、千葉県ではガラスで手を切るなどして数人が軽傷を負っています。

また、交通機関への影響が大きく、JRが首都圏の在来線の運転を始発から見合わせていますが、中央線は一部区間で運転を始めました。東海道新幹線は始発から運転を見合わせていましたが、運転を始めました。一方、私鉄も東急・東武鉄道・京王電鉄・小田急電鉄・京成電鉄も全線で始発から運転を見合わせています。台風が通過した後に線路などの安全確認が終了してから、運転を開始する予定です。相鉄線の二俣川駅の付近で解体工事用の囲いが倒れて架線が切れたことから、運転再開までは時間がかかる見込みです。東京メトロでは、東西線が東陽町-西船橋駅間で午前10時ごろまで運転を見合わせます。また、ゆりかもめは午前8時ごろまで運転を見合わせるということです。各私鉄は運転を開始しても本数を減らして運転するということで、通勤に大きな影響が出そうです。