大阪府吹田市の交番が襲撃を受け、勤務していた巡査が拳銃を奪われて重傷を負った事件で、府警は6日までに、飯森裕次郎容疑者(33)=強盗殺人未遂容疑で逮捕=を銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで追送検した。捜査関係者への取材で分かった。大阪地検は同日午後、強盗殺人未遂罪などで起訴する見通し。
飯森容疑者は6月16日午前5時40分ごろ、吹田市の千里山交番で古瀬鈴之佑巡査(27)の左胸など少なくとも7カ所を包丁で刺し、実弾5発が入った拳銃を奪ったとして逮捕された。追送検容疑は、古瀬巡査の職務を妨害し、正当な理由がないのに包丁1本を携帯した上、強奪した拳銃などを所持した疑い。