俳優の沢尻エリカ容疑者(33)が合成麻薬MDMAを所持したとして逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策5課が沢尻容疑者の自宅から合成麻薬LSDを押収していたことが、捜査関係者への取材で判明した。沢尻容疑者はLSDであることを認め、MDMAの共同所持容疑で逮捕された知人でファッションデザイナーの横川直樹容疑者(38)からもらったと供述しているという。
捜査関係者によると、沢尻容疑者を逮捕した11月16日の朝、同課が東京都目黒区の自宅を家宅捜索した際、カプセルに入ったMDMA2錠とともに、LSDを染み込ませた紙片が見つかった。沢尻容疑者は警視庁の調べに「10年以上前から薬物を使っていた。今までに大麻、MDMA、LSD、コカインを使用していた」と供述している。ただ、使用については尿鑑定の結果、陰性反応で、MDMAやLSDなどの違法薬物の成分は検出されなかった。沢尻容疑者の勾留期限は6日で、東京地検が起訴するか判断する。【山本有紀】