ウニ大量発生でナマコ漁に迷惑 食用にならない種類 長崎・大村湾

ナマコ漁が解禁された長崎県大村市の大村湾で、ウニが大量に発生し漁業者を悩ませている。底引き網で引き上げると、網にかかったウニのトゲがナマコを傷つける恐れがあるためだ。発生の原因は分かっておらず、漁業者は駆除に追われている。
2日朝、漁船が約1時間のナマコ漁を終えて大村市の新城漁港に戻ってくると、漁業者たちがケースを運んでいた。いっぱいに入っていたのはナマコではなく直径3~4センチのウニで、市漁協の二嶋富寛・組合長(69)は「こんなに発生したのは初めてだ」と話す。傷ついたナマコは弱って出荷できないという。
県央水産振興指導センターによると、食用にはならないサンショウウニとみられ、「大量発生の理由は不明」という。同漁協は回収したウニを集めて廃棄する予定だ。県総合水産試験場によると、今年ナマコの水揚げが少ないのは海水温が高いことが原因とみられ、ウニの大量発生とは直接関係ないという。【足立旬子】