やり口が「卑劣」だ――。
自身が当時、声優育成会社社長を務めていた立場を利用して、声優志望の10代後半の少女にみだらな行為を繰り返していた。
準強制わいせつの疑いで5日、警視庁捜査1課に逮捕されたのは「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛けたアニメ制作会社「ガイナックス」社長の巻智博容疑者(50)。
巻容疑者は声優志望の少女に「プロダクション女子寮」があると言って少女を信用させ、足立区の自宅マンションに同居させた。
■「写真を撮られるための訓練」
今年2月、4回にわたり、室内で2人きりになった時、「芸能人として写真を撮られるための訓練だ」と少女をたぶらかし、上半身を裸にし、パンティー1枚の姿にして写真を撮り、「足がむくんでいるからマッサージをした方がいい」と、いたいけな少女の体を弄んだ。
「巻はもともとガイナックスで営業の取締役として働いていた。しかしその後、名前は一緒でも関連会社でも何でもない声優の育成を目的とした『GAINAXインターナショナル』を自ら設立し、代表取締役になった。少女は『GAINAX』という名前がつくことから、すごい会社だと憧れていた。巻はそんな少女の心理に付け込み、『エヴァンゲリオンの制作に携わった』とか『声優デビューができる』と、甘い言葉を囁いて、会社と契約を結ばせた。しかし実際は、会社は休眠状態で、被害少女の他にも20代の女の子3人が一緒に住んでいた」(捜査事情通)
巻容疑者はガイナックス監修の「コスプレ撮影スタジオ」(秋葉原)を運営する会社の社長などを経て、今年10月、ガイナックスに復帰し、代表取締役に就任したばかりだった。
調べに対し、「お願いされて写真を撮りました」と、スットボケているというが、エヴァンゲリオンの制作に携わった事実はなかった。
「ガイナックスは従業員18人で、エヴァンゲリオンシリーズは現在、別の会社が制作し、版権もなく、このところ思うように売り上げが上がっていなかった。そこで会社を立ち直らせるために、巻に白羽の矢が立った」(業界関係者)
エロ社長に再建を託したばかりに、売り上げ増どころか、イメージはガタ落ちだ。