神奈川県庁の行政文書を保存したハードディスク(HDD)が転売された問題で、HDDを不正に持ち出したとされるデータ消去会社の元社員の男が「お金が欲しく、小遣い稼ぎでやった」と話していたことが8日、関係者への取材で分かった。
男は、県庁の行政文書の管理に用いるサーバーのHDD18個を持ち出し、インターネットオークションで転売したとされる。警視庁捜査3課は別のHDDを盗んだとして男を窃盗容疑で逮捕し、8日に送検。「どんなデータが入っているか知らなかった」と説明しており、HDDを持ち出した経緯を詳しく調べる。
男は「ブロードリンク」(東京都中央区)元社員の高橋雄一容疑者(51)=懲戒解雇=。今月3日、ブロード社のデータ消去室に保管されていたHDD12個を盗んだとして、6日に逮捕された。
同課や県などによると、高橋容疑者は「2016年3月ごろから複数回にわたり盗んだ」と供述し、一部はオークションで転売したと説明している。逮捕前のブロード社の調査に対しては、「お金が欲しかった」と話していたという。