ストリートライブ、そこかしこで=名古屋市〔地域〕

夜になるとストリートライブがそこかしこで始まる名古屋市中心部、栄の路上。歩道が広く、早い時間帯に店舗が閉まる特有の環境がストリート音楽の文化を支えている。中にはプロ並みの演奏をするバンドもあり、若者やスーツ姿の会社員、訪日外国人らが足を止めて聴き入っている。
ストリートライブを始めて2年のBUXUS(バクサス)は、飲み仲間4人のバンド。ギターの柘植達博さん(28)は「ライブハウスに来てもらうよりも通りすがりで足を止めて自分たちの音楽を知ってもらう方が好きだ」と話す。聞き手が年配者に偏りがちなジャズブルースを若者に広める意図もあるという。
栄周辺の広場では昨年8月、インターネットを通じて寄付を募るクラウドファンディングで集めた資金を元手にストリートミュージシャンサミットも開催された。バンド6組が参加し、観客約800人を動員したという。
BUXUSの演奏を最後まで聴いていた名古屋市の自営業、石田雄己さん(36)は「音楽を知るきっかけとして路上ライブというのは良い文化だと思う」と話していた。