大阪府寝屋川市の府結核予防会大阪病院で10月、末期の肺がんで入院中の女性(70)が、痛み止めのモルヒネを投与された後に死亡した。
同病院は11日、記者会見し、投与したモルヒネが適正量の約10倍だったことを明らかにして謝罪したが、死亡との因果関係は否定した。
病院によると、女性は今夏入院。モルヒネの投与治療を受けた後の10月26日に死亡した。投与量は毎時約1・66ミリ・グラムの予定だったが、同日早朝の約3時間は毎時約16ミリ・グラムとなり、計約50ミリ・グラムに達した。担当看護師が機器の投与量を調整するダイヤルに誤って触れた可能性があるという。
司法解剖の結果、死因はモルヒネの過剰投与による急性中毒の疑いがあり、府警が業務上過失致死容疑で捜査している。
同病院の山本隆文院長は会見で「心からご冥福(めいふく)をお祈りし、安全かつ安心な医療に向けて努力する」と述べた。一方で、死因は「肺がんで亡くなったと考えている」との見解を示した。