宮川花子が多発性骨髄腫公表 「ここで泣くもんか。舞台に立って感謝の涙を流したい」

ベテラン漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子さん(65)が11日、大阪市内で記者会見し、多発性骨髄腫を患い、治療中であることを公表した。今年6月中旬から、体調を崩して休業していた。車椅子に乗って会見に臨んだ花子さんは「舞台への復帰、退院のめどは立っていないが、回復のめどは立った」と話した。
会見には、夫で相方の宮川大助さん(70)と主治医の天野逸人・奈良県立医大講師が同席した。天野氏によると、花子さんは2018年3月に整形外科を受診し、骨のがんが判明。車椅子で仕事を続けていたが、容体が悪化し、今年6月下旬から同医大付属病院に入院して化学療法による治療を行ってきた。失われていた下半身の感覚が戻るなど、回復が見られるという。花子さんは「病院に入った時から泣いたらあかんと思っていた。ここで泣くもんかと。NGK(なんばグランド花月)の舞台に立ったときに感謝の涙を流したい」と話した。
花子さんは大阪市出身。大阪府警の警察官を経て1974年、チャンバラトリオに入門。76年に大助さんと結婚し、79年、夫婦漫才コンビを結成した。花子さんがリードする「かかあ天下」漫才で人気を博し、11年には漫才師として史上3組目の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。17年には紫綬褒章を受章した。
花子さんは88年に胃がんを患い、大助さんも脳出血などで休養を余儀なくされたことがあったが、その都度克服し、舞台に復帰してきた。大助さんは「一時は余命6カ月と言われ、漫才というより、女房の余命をどないして延ばしてやろうかと考えた。新しい薬も出て、効果も出ている。今は復帰にむけて、自力で動けるように社会復帰のリハビリをしている段階。日いちにちとよくなっている」と話した。【倉田陶子、山田夢留】