伊シチリア島エトナ山 3つの火口が同時噴火!(動画)

イタリア・シチリア島でエトナ山の火山活動が再び活発化している。地球観測衛星の観測で、山頂の3つの火口すべてが噴火していることが明らかになった。
エトナ山が位置するのは、長靴の形をしたイタリア半島のつま先に浮かぶシチリア島北東部。イタリアの火山と言えば、まずはヴェスビオ山を思い浮かべるが、エトナの標高は3324メートルと3倍近く高い。
イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)カターニャ観測所によると、今月に入ってからひんぱんに小規模爆発を繰り返していて、夜間には溶岩を高く噴き上げるストロンボリ式噴火によって、山頂上空が真紅に染まることもたびたびある。(動画は今月7日/Boris Behncke)
Strombolian activity continues at #Etna’s New Southeast Crater – here’s a video of today (7 December 2019) morning, recorded from our home in Tremestieri Etneo, and a link to photos taken this evening (text in Italian and English) at INGVvulcani https://t.co/rM1Fw27Vdy pic.twitter.com/oB1p0pjibM
欧州の地球観測衛星センチネル2の観測によると、今月6日時点では、4つある火口のうち、最も大きなボッカ・ヌォーバと北東火口で高温の溶岩が観測されていたが、9日の観測では南東火口でも溶岩が上昇しているのがわかった。
エトナは、マグマが上昇する通り道(火道)の壁が地質的にもろいのと、粘り気が低いサラサラした溶岩なので、ふだんは間欠泉のように溶岩を噴き上げるだけだが、17世紀の大爆発では、ふもとのカターニャ市や村の半分が壊滅し、1万人近い死者を出した歴史がある。
また昨年のクリスマスには、マグニチュード(M)4の火山性地震を伴う爆発が発生し、カターニャ空港で運航が一時的に閉鎖している。