大阪市西成区で2014年、准看護師の女性を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役とされた元同級生で日系ブラジル人のオーイシ・ケティ・ユリ被告(35)の控訴審判決が12日、大阪高裁であった。三浦透裁判長は一審判決を支持し、被告側控訴を棄却した。
弁護側は、事件時被告は解離性同一性障害(多重人格)で、責任能力は限定的だと主張していた。
三浦裁判長は、不法滞在状態だった同被告が他人名義のパスポートを取得するため女性を殺害し、源泉徴収票などを奪ったと指摘。「善悪を判断した上で行動したことは明らかだ」と述べ、完全責任能力を認めた。