全職員の個人情報流出か=2700人分、氏名や住所―青森県弘前市

青森県弘前市は13日、全職員に相当する2747人分の氏名や住所などの個人情報が流出した可能性が高いと発表した。経緯を調査した上で、警察への被害届提出を検討する。
流出したとみられるのは、2017年度時点に市長部局、教育委員会、市立病院などに勤めていた非常勤を含む全職員の個人情報。氏名や住所の他、生年月日、最終学歴、給料額をはじめとした約70項目の情報が含まれているという。
市によると、11月18日から12月12日までの5回にわたり、職員の個人情報流出を示唆する匿名のメールが市に届いた。このうち一部のメールには、実際に職員の情報が記載されていた。これを受けて、市は内部調査を進めていた。また、一部報道機関には全職員分のデータが届いており、市はここから連絡を受けた。
市はさらに、流出した情報の確認やデータへのアクセス記録、外部からの侵入の形跡など、経緯を詳しく調べる。
[時事通信社]