夜は銀座の高級クラブでNo.1ホステス、昼は売れっ子の心理カウンセラー。著書『銀座No.1ホステスが教える男の見極め方』で知られる水希さんによれば、発言、しぐさ、服装、持ち物、お金や時間の使い方で、彼が信頼できる人かどうかを見極められるそう。とくに持ち物は、その人の「金銭感覚」が表れる大事なポイント。どこに注目すればよいのか、水希さんが伝授する。
ファッションや持ち物にこだわろうと思えば、すべてにこだわることができますが、その分、金銭感覚が表れやすいポイントなので、しっかり見極めましょう。
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○さりげなく1点にお金をかける
「スーツは無難でもカフスにはこだわる」「靴だけは妥協しない」など、1点くらいのこだわりはむしろオシャレ、金銭感覚のバランスも○です。
それなりのステータスを得た男性が、どこで表現するかとなれば、腕時計、ネクタイ、鞄、靴くらい。ステータスにふさわしい服装、持ち物でないと、逆に仕事に支障をきたします。今の自分に見合ったお金の使い方と言えます。
△「センスはお金では買えない」という見本
なんとか着飾って自分をよく見せようとするあまり、いかにも高いもの、流行ものを見本どおり身につけただけの姿を見るとガッカリしますよね。まったく似合ってないものを身につけているがんばりも痛々しいです。
やはりセンスはお金で買えないので、使うお金がもったいない。あなたが「引き算のオシャレ」を教えてあげましょう。
×どこかのCEOのマネ、わかりやすいブランドロゴ
「庶民的な社長でありたい」「ステータスをファッションで表現するなんてダサい」などと、どこかのCEOのマネをしても、ラフな感じではなく、単にだらしないだけ。
また、高級ブランドのロゴがわかりやすく入っているもの、ブランド品とすぐわかるものを身につける人は、コンプレックスの塊です。ブランド品が自分を守る鎧になっています。どんなにお金をかけても満たされないので、そのイライラはそばにいる人への暴言やハラスメント行為で発散される可能性も考えられます。
男性のステータスを、財布で表現する時代は終わりました。キャッシュレス化が進むと、現金よりも領収書やレシートの管理が、より重要なポイントになってきます。今が過渡期なだけに、どう合理的に整理しているのかを見極めてください。
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合理的に整理しやすいなら、以前は大NGだったマジックテープつきのナイロン製や、使い古したボロボロの財布でも、場合によってはアリかもしれません(笑)。
○見栄えより、機能を重視している
色やデザインではなく、わかりやすくカードや現金が保管できる財布を持ち、レシートもため込まず、こまめに精算、すっきり整理していれば管理能力アリです。ボロボロの財布でも、愛着があり、物を大事にしたいということなら問題ないです。
△封筒、保存袋……合理的にもほどがある!
現金を持ち歩くことが少なくなったとしても、まだ現金が必要なタイミングはあります。その一方、合理性を追求して、銀行の封筒や中身がわかりやすい透明の保存袋などで保管する人も出てきました。持ち運びやすいし合理的ですが、一緒にいる人から見ると、あまり気分のいいものではありません。TPOで使い分けてほしいものです。
×パンパンの財布や、財布で縁起を担ぐ人は残念
カードやレシートでパンパンになった財布は、単純に管理能力がなく失格です。何でももらっておかないと気が済まない、普段の荷物も多いとなると、いつも不安で仕方がないか、もしかしたら精神的に不健康な可能性が高いです。
また、平均的な年収なのに「長財布はお金持ちになる」「財布の色は黄色や金色」などと気にしている人も残念感たっぷり。「その前に仕事がんばろう」と言ってあげてください。