熊本県天草市の漁港の船内から大量の覚醒剤が見つかった事件で、押収量は約600キロ(末端価格約360億円相当)に上り、覚醒剤を積んだ船は燃料切れを起こしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
近くを通りかかった漁船が港まで引いたという。
捜査関係者によると、福岡県警が押収した覚醒剤の量として過去最多となる見通し。財務省によると、国内では6月、静岡県南伊豆町の港で警視庁などが押収した約1トンが最多。今回はこれに次ぐとみられる。
大量の覚醒剤を積んで航行したために燃料を消費し、目的地に到着する前に燃料が切れて、身動きが取れなくなった可能性があるという。