COP25 排出権「市場メカニズム」交渉難航 閉会、14日に延期

スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は14日未明まで、閣僚らによる非公式交渉が続いた。13日までだった会期を延長し、14日午前(日本時間14日午後)にも閉会式が開かれる見通し。議論の焦点だった温室効果ガス削減量の実績を国の間で融通する「市場メカニズム」の実施ルールについて、閉幕までに最終合意できるかが注目される。
市場メカニズムの導入を巡っては、ブラジルや中国、インドなどが2019年以前に認められた排出権を、来年1月から始める温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」下でも排出削減目標達成に算入することを要求。これに対し先進国など大部分の締約国は算入に反対しており、実施ルール策定を巡る交渉が難航している。
また、各国は30年までの温室効果ガス削減目標を来年2月までに国連へ改めて提出することを求められている。各国の削減目標の引き上げを促す決議案について合意ができるかも焦点となっている。【マドリード鈴木理之】