兵庫県教育委員会は10日、伊丹市立中学校の女子バレーボール部員3人に体罰を加えたとして、顧問だった女性教諭(42)を停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、女性教諭は今年4月14日、同校で行われた他校との練習試合で、生徒が指示に反して試合を始めたことに怒り、主将の3年生の鼻を平手でたたいた。生徒は鼻を打撲するなど2週間のけがを負った。
また、練習後の片づけを怠ったことなどを理由に、他の部員2人にも鼻をつまんだり、髪を引っ張ったりする体罰を加えた。
女性教諭は2011~12年にも、同じバレー部の生徒14人の頬をたたくなどしたとして、減給の懲戒処分を受けている。既に顧問を外れており、「自身の未熟さを反省している」と話しているという。