日に日に冷え込みが増す中、北海道函館市湯川町の市熱帯植物園で温泉に入るニホンザルが人気を集めている。湯の川温泉から専用プールに引いた湯につかるサルたちは目を細め、演歌でも一節うなりそうな顔だ。
園内では現在73頭を飼育。本来は水嫌いのはずだが、温泉の良さを知り尽くしており、冬場を心待ちにしているという。湯温40度以上が好みらしく、手で湯加減を見た後で尻からゆっくりと入浴。手足を伸ばし、見物客が投げ与える餌を待つ姿は悠然としている。
入浴の様子が数年前にインターネットの動画サイトに投稿されて以来、海外からも見物客が訪れるようになり、今や函館の冬場の一大観光スポットになった。来春の大型連休くらいまで見られる。【山田泰雄】