日本初の西洋式街路である横浜市中区の日本大通りで、無動力の車両のタイムを競うレース「ソープボックスダービー」が開催された。来年夏に米国オハイオ州アクロンで開催される国際大会の出場切符を目指し、男女31人のちびっこレーサーがイチョウ並木の中を激走した。
ソープボックスダービーは、1930年代の米国で子どもたちがせっけんを出荷する時に使う箱に車輪を付けて遊んでいたのが起源のカーレース。エンジンなどの動力を使わずに、高さ150センチほどのスタート台から重力のみで約140メートル先のゴールを目指す。風の流れを読み、道路の形状を利用した巧みなコース取りによりタイムを競う。
出場資格は8~13歳で、神奈川県や東京都、埼玉県、富山県から参加者が集結。3回の走行で最速タイムを記録したドライバーに国際大会の出場権と往復航空券が与えられる。
初出場で優勝した神奈川県厚木市の露崎快仁君(10)は「思った通りトップになってうれしい。将来はレーサーになりたい」と喜んだ。
レースは、NPO法人日本ソープボックスダービー協会が主催。横浜トヨペットなど神奈川県内のトヨタ系ディーラー7社がパートナーとして参加した。若者の車離れが進む中で、子どもたちに車に乗る楽しさを伝えるとともに、挑戦する心を育むのが狙いだ。日本大通りでの開催は6回目で、横浜の冬の風物詩となりつつある。