阪神大震災25年 体験聞き生きる大切さ学ぶ 兵庫・芦屋の小学校で語り継ぐ会

阪神大震災(1995年)で児童8人が亡くなった兵庫県芦屋市立精道小(後藤武昭校長)で17日、各学年の代表が震災について学んだことを全児童約630人の前で発表する「語り継ぐ会」が開かれた。
精道小では、6年生が下級生に震災学習の成果を語る取り組みが2004年にスタート。近年は、全学年が参加する形に広がっている。
2年生は、体験者から聞いた話として、同小の体育館が避難者でいっぱいになったことなどを報告。人々を元気にするために被災地に植えられたヒマワリの栽培を、同小では2年生が長年引き継いできたことも紹介した。「この種は、震災を乗り越えてきた人たちの勇気や希望が詰まっています」と呼びかけ、1年生に種が入った包みを手渡した。
6年生は、亡くなった8人の人となりを紹介。将来の夢を果たせなかった先輩たちに思いをはせた。その後は、来年1月17日の追悼の会でささげる折り鶴を全員で折った。
会のまとめ役を担当した6年生の池田椛(かえで)さん(12)は「今の自分より年下で、やりたいことができないまま亡くなった人たちのことを知り、一日一日を大切にしたいと思うようになった」と語った【岸桂子】