米アラスカ州のアリューシャン列島で活発な火山活動を続けるシシャルディン山は17日、流れ出した溶岩流の長さが2kmに達した。約100キロ離れた町からも、山肌を流れ落ちる溶岩がハッキリ見える。
シシャルディン山は、アラスカ半島西端沖に浮かぶウニマク島にそびえる標高2857メートルの活火山で、地球上で最も円錐形に近く美しいと評される。
今月13日未明には火山性地震を伴う爆発的噴火が発生し、噴煙が海抜7700m上空に到達。このときの噴火は1回きりだったが、その後、溶岩流が発生。火山から100キロ近く離れたアラスカ半島先端のコールド・ベイの町からも、白い山肌を流れ落ちる一筋の赤い溶岩が目撃されている。
米地質調査所(USGS)アラスカ火山観測所(AVO)によると、シシャルディン山に設置されている監視カメラのレンズが雪をかぶっていて火口内のようすはわからないが、地球観測衛星のデータでは地表温度が上昇しているのが確認されており、前兆なしに突発的な噴火が起こる可能性が高いとして、注意を呼びかけている。