高校教員自殺、労災申請へ=協定なく長時間労働

学校法人大乗淑徳学園が運営する淑徳高校(東京都板橋区)の男性教員=当時(32)=が、9月に自殺していたことが19日、分かった。遺族らが記者会見して明らかにした。遺族側代理人弁護士によると、同学園は労使協定(36協定)を結ばずに長時間の時間外労働をさせ、残業代も支払っておらず、遺族らは近く労災申請する方針。
弁護士によると、男性は2018年4月から1年間の有期雇用で勤務。1、2年生に物理を教え、吹奏楽部の顧問も担当していた。
男性が残した記録によると、毎月の総労働時間は250時間ほどで、7月には連続16日間の勤務もあった。6月ごろから体調不良を訴え、友人には「副校長にはもう限界だと散々愚痴っているのに気にしてもらえない」などとLINEで送信していた。
男性の父親は「息子の死は受け入れられない衝撃的な出来事。早急に合法的な労働環境に整備し、教育に集中できる体制にすべきだ」と話した。