福島第1原発事故による全町避難が唯一続く福島県双葉町は18日、来年3月末までを目標とする一部地域の避難指示の先行解除へ向け、国や県と解除日を含めた最終的な調整に入ることを明らかにした。この日の町議会全員協議会で、県内外11カ所で開いた町政懇談会の結果を踏まえて、解除方針に「町民の理解をおおむね得られた」と報告。議会からも異論は出ず、空間放射線量の低減やインフラ整備と併せて解除の要件を満たすと判断した。
町は、避難指示解除準備区域の両竹・浜野地区と、帰還困難区域のうち来春全線再開予定のJR常磐線の双葉駅前、同地区へのアクセス道路を先行解除する方針。同時に2022年春の解除を目指す「特定復興再生拠点区域」全域も通行証無しで入れるよう立ち入り規制を緩和する。
国は解除日などについて近く町と協議した上で、原子力災害対策本部会議で解除を決定する。富岡町の夜ノ森駅、大熊町の大野駅周辺も同時期の解除を目指している。【乾達】